【入門編】木育って何? 子どもと始めるやさしい木育ガイド

1. 木育って何?ママ・パパが知っておきたい基本
木育とは?簡単に言うと…
木育(もくいく)って聞いたことありますか?
この『木育』という言葉は、実は北海道庁が2004年に提唱したものなんです。子どもから大人までが木とふれあい、木に学び、木と生きることを通じて、豊かな心を育む取り組みのことを言います。
難しそうに聞こえるかもしれませんが、実はとっても身近なことなんです。
木のおもちゃで遊んだり、お散歩で木の実を拾ったり、木の匂いを「いいにおいだね〜」って一緒に嗅いだり。そんな何気ないことが、実は全部木育なんですよ!
要するに、木や森と仲良くなることで、子どもの心を豊かに育てよう!っていう取り組みです。
出典:北海道庁「木育」について
URL:https://www.pref.hokkaido.lg.jp/sr/sky/mokuiku/
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なぜ今、木育が注目されているの?

最近の子どもたちって、スマホやタブレットに触れる機会が多いですよね。便利で楽しいけれど、ちょっと心配になることも…。
そんな時代だからこそ、「本物の自然」に触れる体験が大切になってきているんです。木育なら、デジタルでは味わえない、本当の手触りや香り、温かさを感じることができます。
プラスチックのおもちゃと違って、木のおもちゃは一つひとつ表情が違うんです。この「完璧じゃない感じ」が、実は子どもの想像力をぐーんと伸ばしてくれるんですよ。
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木育で子どもにどんな良いことがあるの?

「木育って具体的にどんな効果があるの?」って思いますよね。実際に木育を続けているパパママからは、こんな声をよく聞きます
- 心が落ち着くように:「うちの子、木のおもちゃで遊んでる時はすごく集中してて、癇癪も減った気がする」
- 五感がしっかり育つ:「木の手触りや匂いを楽しんでるうちに、いろんなことに敏感になったみたい」
- 集中力アップ:「電子音が鳴らないおもちゃだから、自分で遊び方を考えて、長い時間遊んでる」

「なんとなく落ち着く」っていう感覚は、実は本当だったんですね。
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いつから始められる?年齢の目安

「うちの子はまだ小さいから…」って思ってませんか?
実は、木育に「早すぎる」なんてことはないんです!
- 0歳の赤ちゃん:木のガラガラを握らせてあげるだけでOK。やわらかい手触りを感じてもらいましょう。
- 1-2歳:積み木や型はめパズルで手指を動かす練習。投げても踏んでも(笑)、木は丈夫だから安心です。
- 3歳以上:もう立派な木育パートナー!一緒に森を歩いたり、簡単な木工作にも挑戦できますよ。
要は、その時その時の子どもに合わせて楽しめばいいんです。
難しく考えすぎないでくださいね。
2. 木育が子どもに与える嬉しい効果

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心の成長への影響
多くのママパパが最初に気づくのが、子どもの「落ち着き」の変化です。

「あれ?今日はなんだか機嫌がいいな」

「木のおもちゃで遊んでる時は、すごく静かに集中してる」
こんな変化を感じたことはありませんか?これは偶然じゃないんです。木が持つ自然な香りや手触りが、子どもの気持ちを落ち着かせてくれるからなんです。
特に、普段元気すぎて困っちゃう!なんて子や、ちょっと敏感な子には、木育がいい「心の安定剤」になってくれることが多いんですよ。
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想像力・創造力が育つ理由
プラスチックのおもちゃって、完璧に作られてることが多いですよね。ボタンを押せば音が出る、決まった遊び方がある、みたいな。
でも木のおもちゃは違います。同じ積み木でも、一つひとつ微妙に重さや手触りが違うんです。この「ちょっと不完全な感じ」が、実は子どもの想像力のスイッチを押してくれるんです。
「この積み木、お城にしようかな?」 「今度は車を作ってみよう!」
同じおもちゃなのに、毎回違う遊び方を発見していく。これって、すごいことだと思いませんか?
集中力がアップする?

「でも、うちの子、集中力がなくて…」
って心配してるママパパ、多いですよね。
木のおもちゃには電池もスイッチもありません。ピカピカ光ったり、ピロピロ音が鳴ったりしない。だから最初は「つまらなそう…」って思うかもしれません。
でもね、慣れてくると変化が現れるんです。自分で「どう遊ぼうかな?」って考えるから、自然と集中する時間が長くなるんです。

うちの子、こんなに長い時間一つのことに集中できたんだ!
って、きっと驚くと思いますよ。
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自然を大切にする気持ちが育つ

木のおもちゃで遊んだり、お散歩で木に触れたりしているうちに、子どもって自然と気づくんです。

この積み木、木からできてるんだ

木には動物さんが住んでるんだね
こんな風に、木が生きていることや、森にはたくさんの生き物がいることを、体験を通して理解していきます。
これって、将来環境問題について考える時の、とっても大切な基礎になるんです。小さい頃から自然を身近に感じていると、大きくなってからも「自然を大切にしよう」って自然に思えるようになるんですね。
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3. 家庭で気軽に始める木育
お家でできる簡単な木育活動

木育って興味あるけど、何から始めたらいいの?
って思ってませんか?実は、おうちでできることって、意外とたくさんあるんです!
- 木の香りタイム:ヒノキやスギの小さな木片を用意して、親子で「いい匂いだね〜」って楽しむだけ。「森の匂いがするね」「お風呂の匂いみたい」なんて会話も弾みますよ。
- 手触り当てゲーム:目を閉じて、いろんな木を触ってもらいます。「つるつるしてる」「ざらざらしてる」って、感じたことを言葉にするのも勉強になります。
- 木の楽器あそび:木の棒を2本用意して、コンコン叩いてみる。意外といい音がするんです!木琴があれば、なお良しですね。
どれも特別な準備はいりません。気が向いた時に、ちょっとやってみるだけで十分ですよ。
木のおもちゃの選び方・遊び方


木のおもちゃ、種類がいっぱいあって迷っちゃう…
というママパパも多いですよね。
- 安全第一で選ぼう:角がとがってないか、変な臭いがしないか、小さすぎて飲み込む心配はないか。この辺りをまずチェックしてくださいね。
- シンプルイズベスト:最初は積み木とか型はめパズルとか、基本的なものがおすすめ。複雑すぎると、子どもも大人も疲れちゃいます(笑)。
- 年齢に合わせて:難しすぎると「もういや!」って言われちゃうし、簡単すぎると「つまらない」って言われちゃう。ちょうどいいレベルを見つけるのがコツですね。
遊び方に正解なんてありません。子どもが「これはお家!」って言ったら、それはお家。「車だよ」って言ったら、それは車。自由に遊ばせてあげるのが一番です。
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日常生活に木を取り入れるコツ
特別なことをしなくても、普段の生活にちょっと木を取り入れるだけで木育になっちゃいます。
- ごはんの時間:木のスプーンやお箸を使って、「これ、木でできてるんだよ〜」って教えてあげる。食事が楽しくなりますよ。
- お片付けタイム:木の箱におもちゃを入れながら、「木のお家におもちゃさんを寝かせてあげよう」なんて声かけをすると、お片付けも楽しくなります。
- 読書タイム:木の本棚がある場所で本を読んだり、木のデスクで絵を描いたり。木の温もりを感じながら過ごす時間って、なんだか特別ですよね。
お散歩で楽しむ自然観察

近所の公園だって、立派な木育スポットなんです!
- 木の名前を覚えよう:「これは桜の木だよ」「あれはイチョウの木」って、一緒に覚えていくと楽しいです。全部覚える必要はないから、気楽にいきましょう。
- 季節の変化ウォッチング:同じ木を季節ごとに見に行って、「あ、新しい葉っぱが出てる!」「今度は黄色くなった!」って変化を楽しみます。
- 宝物さがし:ドングリ、松ぼっくり、きれいな形の葉っぱ…。お散歩しながら「お宝」を探すのって、子どもは大好きですよね。持って帰って工作材料にしちゃいましょう。
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4. 【入門編】まとめ
木育は、特別なことをするわけではありません。いつものお散歩で木に触れたり、おうちにある木のおもちゃで遊んだりするだけでも、子どもたちの心は豊かに育っていきます。
まずは今日、お子さんと一緒に『この木、いい匂いだね』と話すことから始めてみませんか?
次の記事では、安全な木のおもちゃの選び方や、もっと楽しい遊び方をご紹介します。ぜひ、一緒に木育を始めてみませんか。

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